土地家屋調査士法人 小西事務所
3Dレーザースキャナー測量
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弊社観測データ例
3Dレーザースキャナー測量とは、対象物・対象空間にレーザーを照射することで、そのレーザーが当たる点を解析し、物体や空間の形状を計測する手法のことを言います。
計測された点の集まりは点群と呼ばれ、それぞれが3次元座標を持っています。
3Dレーザースキャナーは、非接触で地形や構造物の3Dデータを取得可能な計測機器で、従来測量における単点での測量と違い、1秒間に数百万点の点情報を高速かつ高精度に取得できるため、対象物を面的に計測することができます。
計測した3Dデータは平面・縦横断図等の図化や、3Dモデリング、各種施設の新設・リニューアルや維持管理の検討のための資料など、様々な用途に対応する基盤データとして利用することできます。
弊社で使用している3Dレーザースキャナーは
「Trimble SX12」。
本機は、トータルステーションと地上型レーザースキャナーが一体化した“スキャニングトータルステーション”で、点群を利用した様々な測量で活用の場を大きく広げることに適した機器です。

「Trimble SX12」の主な性能や機能は、次のとおりです。
◆グリーンレーザーポインター標準搭載
50m先で直径3mmのレーザースポットを照射可能
◆8.1MPの高解像度カメラ搭載
遠くの対象物でもより詳細・鮮明に
◆測角精度 1″/測距精度 1mm
◆MagDrive 優れた旋回エンジンとシュアポイントを搭載
◆高速・高精度スキャン機能(26,600点/秒)
◆最大級の接眼ディスプレイを使った高精度視準
◆他の反射物に干渉しない確実なオートロック機能搭載
◆Wi-Fiによるタブレットとの高速通信
◆エリア/バンドの2種類のスキャンによる作業効率向上
◆スキャン後タブレットに即座に点群表示が可能


3Dレーザースキャナー測量の利点は、次のとおりです。
◆視覚的にとらえやすい
スキャンする際にXYZの座標値だけでなく、色(RGB)も取得するため、データとして見ると写真を見ているようで視覚的に分かりやすく、営業ツールとして活用や画面上で長さや高さなどの測定も可能なため、二次的な利用方法も多岐にわたるツールです。
◆測量の労力削減と業務の効率化
敷地調査測量において3Dデータとして最小限の人員で短時間のうちに測量することにより、短納期化を実現しつつ、測量点の取り忘れや認識のズレ等による未測量点を減らし、作成図面のチェックをすぐに適否を確認できることで、再打合せや再測量を無くせるなどの人的労力・コストを削減できます。
また3Dデータであるため、当該現場がPCの中にあるような感覚で打合せをすることができます。
◆ 危険地での測量も可能に
通常の測量は、対象物・対象空間にプリズムミラーを持った補助者が必要となるため、崖や高低差がある箇所や災害現場などの危険地での測量は現実的ではありませんでした。
しかし、3Dレーザースキャナー測量は、対象物・対象空間に直接レーザーを当てるため、プリズムミラーを必要とせず、安全面に最大限配慮した危険地での測量が可能です。
◆ デジタルデータとして取得できること
取得した3Dデータはアプリで実写のように再現でき、CADソフトや3Dアプリにインポートすることで容易に解析ができるなど、利便性が優れているのが大きな特長です。3Dレーザースキャナー測量は、各方面におけるテクノロジーの進化とも親和性が高く、得られる素材が最大限生かされやすいためさまざまな付加価値へとつながっていきます。
また、古民家、歴史的建造物や重要文化財の記録保存、分析や考証にも有効的なアプローチが行えると考えられます。


3Dレーザースキャナー測量で得られた3Dデータは、
「Trimble RealWorks」・「TREND-POINT」(福井コンピュータ㈱)を使用して、点群データを基盤データとして適正に処理し、
納品データとしてや図面作成等に活用しております。